COLUMNコラム

胡蝶蘭が咲き終わったら〜もう一度咲かせてみよう編〜

2017.05.29

Category : コラム, 胡蝶蘭

 

 

お祝いで頂いた胡蝶蘭、せっかくならもう一度咲かせてみたいですよね。
胡蝶蘭は後ろの方から開花して、一番下の先端まで咲き切るには
約一か月程度楽しむことができます。もし次を咲かせたい、という方は
 花数が少なくなってきたら、切花として花瓶などに入れて飾ってみましょう。
ラッピングは管理をしやすくするために取り外してしまったほうがいいでしょう。

 

1| 節の上で切りましょう

胡蝶蘭の茎には、よく見ると節がいくつもあり、その上で切ると新芽が伸びやすいです。
切る場所は、今後の育成プランによって変えましょう。
例えばまたすぐに咲かせたい!という方は、下から数えて3節くらいの上で。
この切り方ですと、割と早いタイミングで開花が見られますが、その分株に負担がかかります。
しっかり育てたいという方は、1~2節目の上で切りましょう。

2|支柱のワイヤーを外します

 

ギフト用の胡蝶蘭には必ずアーチ型のワイヤーが付いています。
茎を長く残した場合には、ワイヤーもそのままにしておいても、その後仕立てやすくていいかもしれません。
ただし、もとのような下までのばすのは困難ですので、見た目を良くするには
程よいところでカットしてもいいかと思います。(ワイヤーは意外と太くて切りにくいです。無理しないようにしましょう。)
茎を短くした場合には、ワイヤーは根元から引き抜いて外してしまいましょう。自然な茎の伸び方をしていきますので、前とは違う姿を楽しめます。

 

3|植え替えについて

 

長くカットした場合には、そのままでも充分もう一度咲かせることができます。
しかしギフト用の胡蝶蘭は、一本ずつ別の株となりビニールポットに入っていて
周りは発泡スチロールや水苔で埋められています。
したがって水遣りを上手くやらないと、そのまま下に抜けてしまってお皿にお水が溜まり
腐ってしまうことがあるのでお気をつけください。
短くカットした場合には、ひと株ずつ別々のプランターに植え替えましょう。

胡蝶蘭はもともと木に着生して育つものですから、通気性の良い素焼きの鉢がおすすめです。
その場合は、根っこを水苔で巻いて植え込みましょう。
プラスチックの鉢を用いる場合には、バークチップで植え込むと良いようです。

4|水遣り・管理

 

しっかりと光合成をさせなければ新芽はつけられません。胡蝶蘭にとって光は必要不可欠ではありますが、あまり強い日差しはいけません。レースのカーテン越しの窓辺などがいいでしょう。しかし冬場は窓に近づけすぎると夜間の気温が低くなりますので、窓からは少し離れた明るいところを選びましょう。
水やりは一言で言うと「あげすぎない」ことが大事です。鉢の中の空気は適度に入れ替えをしないと、根っこが腐ってしまいます。少しずつこまめにあげるのではなく、乾いたらあげるようにしましょう。しかし乾かし過ぎも成長の妨げになるので、3日に一回くらいは、鉢の中の様子を見るようにしてあげましょう。

 

 

あとは新芽が伸びてきてつぼみを持つのを待つのみ!葉っぱはたまに表面のホコリを拭きとってあげると呼吸がしやすくなります。是非可愛がって、また可愛らしいお花を咲かせてみてください。

 

こんな感じで咲きます!結構綺麗ですよね。 よろしければみなさんも是非挑戦してみてください。