COLUMNコラム
「花瓶に〇〇を入れると長持ちする」 花持ちテスト
2017.08.03
あちこちで耳にする「花瓶に〇〇を入れるといいんだって!」という噂は本当でしょうか。
一度やってみたかった、花持ちテスト。今回はご家庭にあるこちらの身近なもので試してみました。
今回試すのはこちらです
①10円玉・・・銅に殺菌成分があるとか 今回は50円分いれました!
②氷 ・・・お水が温まると良くない、ということで花瓶のお水を冷やすために入れました。今回は、一日二回、朝と夕方のタイミングで入れることにします
③ハイター・・・殺菌効果が期待できます。ほんの少しだけ花瓶のお水に混ぜました。
④砂糖 ・・・コーヒー用のスティックシュガーをお湯に溶かして混ぜてみました。糖分で栄養補給です。
環境:窓があり、日の入る明るい会議室
外は28℃~30℃くらいの数日、基本クーラーは使用していません。
さて皆さんの予測はいかがでしょうか?
結果が現れたのは2日後。
なんと砂糖水を混ぜた花瓶のバラだけ頭を下げてしまいした。
バラは糖分を多く必要とするはずなのですが一番にこのようになってしまいました。
水の様子はそれぞれこちらです。
砂糖水が一番白く濁っています。
透明度が一番が高いのは、ハイター、続いて10円玉→氷水→何もなしの順でした。
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そして4日後の様子はこちらです。
ということで、ハイターの一人勝でした。
この間一度も花瓶のお水は入れ替えておりませんので
毎日花瓶を洗って、水を入れ替えて行えばまた結果も違ったかもしれません。
また、糖分の濃度が高すぎると、葉のついたお花には悪影響になることもあるらしいので、
この花瓶に対してスティックシュガー一本は多かったのかも知れません。
ちょっとした条件の違いにより結果は様々だと思いますが
これ以上水を濁らせ、頭がたれるのを見るのは辛いので
今回はここで終了と致します。
結果をもとに、まとめますと
今回のこのテストでは、花瓶の透明度が高い順にお花の持ちが違いました。
本来、お花をきれいに開花させるために、栄養素として糖分は効果的ですが、
それよりも夏の花瓶は清潔に保つことが重要だと思われます。栄養よりもまずバクテリアの発生を防ぐ ということでしょう。
いかがでしたでしょうか。
このテストは、ご家庭にあるもので行いましたが
やはり・・・
お花をきれいに長持ちさせるには、抗菌効果と栄養分が適度に調合された、
市販の生花品質保持剤をお使いになるのが一番なのでしょうか。(^_^;)
首のたれてしまったバラたちは、その後短く切り戻し、
新聞を巻いて湯揚げ(熱湯に切った茎の先端を20秒くらいつけてから水に浸ける)を行ったところ、復活して可愛く飾ることができましたのでご安心ください。