COLUMNコラム

ひな祭りに春のお花を飾ろう

2019.02.27

3月3日は桃の節句、ひな祭りですね。
女の子のいるご家庭では、ひな人形を飾ったり、
ちらし寿司を食べたりしてお祝いするところも
多いのではないでしょうか。

今回はひな祭りに飾るお花を紹介していきます
 


▾桃の節句 ひな祭りとは

 

 

桃の節句は五節句のうちの1つ。

節句とは、邪気が多いとされる季節の節目に災厄をはらったり
神様にお供えをしたりする行事です。

節句とは、季節の節目に邪気をはらうための行事で、
中国での陰陽五行説に由来して定着しました。

 

【五節句】
・1月7日 人日(じんじつ):七草粥をたべる「七草の節句」
・3月3日 上巳(じょうし):ひな祭りのお祝いをする「桃の節句」
・5月5日 端午(たんご):子供の日のお祝いをする「端午の節句」「菖蒲の節句」
・7月7日 七夕(しちせき):星祭の日「笹の節句」
・9月9日 重陽(ちょうよう):「菊の節句」

 

3月3日の節句は、「桃の節句」という名前ですが、
桃の花は、古来より、薬効が高いとされ、長寿や魔除け、
厄払いの力があるとされてきました。
昔話で有名な桃太郎の名前の由来も、鬼や悪魔が桃を嫌うというイメージが
室町時代では定着していたためとされています。

ひな祭りの由来は諸説ありますが、

日本では古くから紙でつくった人形を、自分の身代わりとして
水に流して厄を祓うという流し雛が行われていました。

室町時代になると、人形が流すものから飾るものになり、
おままごとに使われるようになりました。
江戸時代で、上巳(じょうし)桃の節句が定められ、
雛人形を華やかに飾り付ける行事が定着していきました。

 


▾雛人形の花飾り

 

 

雛人形の花飾りには桃の他にも、桜、橘、菜の花があります。
それぞれ「魔除け」や「長寿」の意味がこめられています。

 

伝統的な雛人形の飾り付けは、平安時代の宮中に倣ったものだと言われています。
左近の桜・右近の橘と称され、ひな人形に向かって右側に梅か桜を、東側に橘を飾ります。

 

現代では、大きなひな人形をご自宅で飾るということも少なくなってきましたので、
女の子の健やかな成長や幸せを願うため、ひな人形に近い場所に、
春の代表的な桜や菜の花などのお花を飾るという方も多いでしょう。

 

 

 


▾おすすめの飾り方

 

 

オフィスでは受付スペースなどで、大き目の器に桃の枝を活けるだけでも迫力がでます。

 

 

 

ご自宅で飾るならちょっとしたスペースにも、小さな花瓶に1.2枝の桃をさしたり、
コンパクトなアレンジを飾るとぐんと春らしさが感じられますね。

 

 

*キッチンに

 

*食卓に

 

*雛人形と

 

 


▾おわりに

 

 

五節句のひとつであるひな祭りは、春の訪れを教えてくれる行事です。
桃の花をはじめ、季節を感じるお花を取り入れて飾ることで、
お家でも常に新鮮な気持ちになれますし、オフィスだと季節の装飾を通して
コミュニケーションの活性化も期待できます。

桃や桜の枝を1.2本飾るだけでも、そのスペースがぐんと春を感じられるようになるので、
簡単に飾れる方法で、ぜひ取り入れてみてくださいね。