COLUMNコラム
数種類の花を生けるには
2018.09.20
数種類の花をいけるのは、意外に難しいものです。
でも、手元でブーケのように組んでゴムで留めてから花瓶に生けると
ある程度思い通りに。
簡単な手順をご紹介します。
花選び
同系色でのお花と、グリーンがまとまりやすいです。
さらにこの写真の赤い実のような、アクセントになるものを入れると良いでしょう。
まずは土台となるものから握る
ベースの花材を選びます。ここでは、枝分かれしたゼラニウムの葉にしました。人差し指と親指で茎を支える感じで軽く握ります。
土台にメインの花を合わせる
次にメインの花を加えます。後に加える花の茎は、先に握った茎の右側に添えるように握っていくと仕上がりがきれいになります。お花屋さんでブーケを組むときのスパイラルという基本の組み方になります。
フォルムを整えながら花を合わせていく
仕上がりのフォルムが丸くなるようにお花を配置していくとまとまりやすいです。先の要領で後から加える花の茎を右に右に添えていきます。今回はピンクのバラに合わせて薄ピンクのトルコキキョウを合わせました。小さな花瓶に活ける大きさであれば、スパイラルがうまくできなくてもまとまりますのでそこまで気にしなくても大丈夫です。
茎の右へ右へと、蕾がつぶつぶのグリーンのセダムとトルコキキョウの蕾を加えました。
整えたミニブーケを輪ゴムでとめる
最後にアクセントに赤い実もののヒペリカムを添えてミニブーケは完成です。全体のフォルムが丸い感じになっています。茎を花瓶の長さに合わせて切りそろえておきます。
最後に組んだブーケを固定するために輪ゴムでとめます。花の首元を軽く握ったまま、利き手で茎の一部に輪ゴムを引っ掛けて、全体に何周かさせ、ある程度とまったらまた茎に引っ掛けます。
わかりやすいように、造花の茎で束ねてみます。
輪ゴムで束ねたら花瓶に可愛く飾って完成です。軽くとめておくだけで、水換えや切り戻しもしやすくなります。涼しくなってきましたので、花持ちもよくなってきました。花を愛でる素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。