COLUMNコラム

秋にまつわるフラワーギフト

2018.09.13

Category : コラム, 花贈り

赤やオレンジ、黄色の紅葉した草花を見ると、秋をしみじみと感じますね。夏の鮮やかな花たちとは違って、彩り深い秋の花は落ちついた気候にも良く似合います。敬老の日や秋のお祝いにピッタリなフラワーギフトをご紹介します。

 

ダリアのフラワーギフト

周年出回っているダリアですが、キク科の短日植物(日照時間が短くなると花をつける植物)なので、9~11月の秋に旬を迎えるお花です。小さな花弁が集まり、まん丸に咲く様子はかわいいアレンジメントにも、豪華なアレンジメントにも似合う花です。色や形の種類も多く、様々な表情を楽しめるのも特徴です。お祝いのテーマや、贈る人をイメージしてオーダーするのも楽しいですよ。

 

 

 

 

敬老の日におすすめ

来週は敬老の日(9/17)です。おじいちゃん、おばあちゃんの長年にわたる社会への貢献を敬愛して、長寿をお祝いする日です。長寿のお祝いの歳と合わせて、家族で集まったり、プレゼントを贈ったりする方も多いかもしれません。長寿のお祝いは100歳以上も様々ありますが、代表的なものを載せました。元気に長生きできることは何歳になってもおめでたいことですね。百歳までは、それぞれのお祝いに基調色というお祝いの色があり、それに合わせてお花を選んでも素敵です。敬老の日の贈り物に人気のリンドウは、「勝利」という花言葉があり、そこから病気に勝つ、長寿を祈願するという意味が込められています。

 

 

お月見団子と秋の花

秋といえば、お月見。旧暦の8/15の月のことを指し、=満月ということではないようです。十五夜とも呼ばれます。今年の中秋の名月は9/24です。平安時代から貴族の間ではお月見の習慣があり、江戸時代には収穫を感謝するお祭りとなり民衆に広まりました。満ち欠けする月の欠けても丸に戻る様子から、生命力の象徴として月に似た形のお団子をお供えするようになりました。お団子と一緒に、豊作を祈って稲穂に見立て備えられたススキは秋の代名詞ですね。ススキに秋の七草などお花を添えると一段とお月見を楽しむことができます。黄色いポンポンマムやリンドウも雰囲気が出ますよ。

 

秋の七草

人日の節句(1/7)でお粥にしてお正月の疲れを癒し、邪気を払う春の七草(せり なずな おぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ)ですが、秋の七草は、根などに薬効もあり、厳しい冬が訪れる前に可愛らしい花を愛でるものです。万葉集の山上憶良の歌に由来されます。

・オミナエシ

花言葉:美人/薬効:解毒、利尿

・ススキ

花言葉:活力/薬効:なし

・キキョウ

花言葉:誠実/薬効:鎮静

・ナデシコ

花言葉:貞節/薬効:むくみ

・フジバカマ

花言葉:思いやり/薬効:アトピー

・クズ

花言葉:努力/薬効:解熱

・ハギ

花言葉:想い/薬効:めまい、のぼせ

 

秋の花はどこか懐かしい雰囲気もしますね、日本の野山に古くからあった植物だからでしょうか。

昔とは気候が変化していますが、四季を感じられる花を愛でる風習は大事にしていきたいですね。