COLUMNコラム

秋のうちに植木の仕立て直し

2018.09.19

厳しい厳しい夏が過ぎて、ようやく過ごしやくすなってきました。春から夏にかけて生長した観葉植物は、冬の休眠期に入る秋のうちに植え替えや剪定、土の入れ替え、仕立て直しなどを済ませておくと植物に負担が少なく安心です。最低気温が15度前後を切らないほうが良いでしょう。今年だと、10月前半くらいまでは作業ができそうです。今回はオフィスで伸びきっていたカポックの仕立て直しの様子を紹介します。古い葉や茎を整理して、汚れを落とし、土を入れ替えて今後も育てられるようにしました。

 

カポックの仕立て直し

<手順>

①植木の状態を確認します。虫が付いている場合は拭き取ってあげましょう。このカポックには、白いふわふわのカイガラムシがついていました。カイガラムシの排泄物から発生する黒いスス病とあわせてシャワーとタオルで拭き洗いをしました。

②土を入れ替える前に枝を整理しましょう。水分が抜けたカラカラ・シワシワの枝は残念ですが新芽は出ません。

③④このような枝や混み合っている枝を根元からカットします。

⑤新しい土に入れ替えます。カットした枝の根が単独で抜けるようであれば取り除いてあげます。今回は生き残っている枝がまだついていたので残しています。

⑥Before→After:全体的にすっきりしました。土を入れ替え、不要な葉や枝を取り除くことで、まだ元気な部分に栄養が行き届くようになります。樹形はさみしくなってしまいましたが、残った部分をまた育てて、取り木や挿し木で増やしたものを一緒に植えることもできます。

 

植物も生き物

一度枯れてしまった枝や葉は元には戻りませんが、植物は再生する力があります。時間がかかり、元通りにはなりませんが、日々のお手入れや剪定、植替えで植物を長く育てることが出来ます。見た目が悪くなったときは、長い目で見てあげましょう。

 

レンタルグリーンの利用

しかし、長く育ててあげたいけど職場ではお客さまや役員の目に触れる場所に置く植木はいつもきれいで元気なものが良いですよね。

そんな時はレンタルグリーンを検討してみてはいかがでしょうか。

ご要望や環境に合わせて植木のプロがご提案いたします。