COLUMNコラム

胡蝶蘭 1年中安定してお届けできるわけ

2018.01.15

Category : コラム, 胡蝶蘭

日本のビジネスシーンにおいて、一年中目にする胡蝶蘭。
その上品な出で立ちと、花持ちの良さ、
誰もが認める確かな贈り物として、
日本のお祝いの定番といってもいいほどのお花です。

しかしなぜ、胡蝶蘭は年間のお祝い事に欠かすことなく、また一定した品質で提供することができるのでしょうか。ここではその理由が隠された、開花までの工程をご紹介します。

 

優良株をメリクロン培養

メリクロンとは、品質の良いオリジナル株からクローン苗を作り、同質の苗を大量に増やすことのできる培養方法です。

お花の他にも、野菜や果樹にも用いられる技術で、これにより出荷される胡蝶蘭は高さと輪並びを均一に保ち、年間を通して安定的な供給ができるというわけです。

 

 

国際的なリレー栽培で計画的出荷

発芽した苗は、温暖でバイオ技術の高い台湾で、約2年という月日を過ごします。ある程度の大きさまで育てられたものを日本に運び、その後開花調整(低温処理)を行います。そこから約6ヶ月程度、温度・湿度・照度などの完全な管理のもと、各生産農家さんのノウハウを加え、見事に仕立てられていきます。開花までの期間はある程度決まっているため、出荷量に合わせ、逆算して定期的に輸入をすることにより、一定の出荷量を確保することができます。

 

 

いかがでしょうか。
あの見事な姿になるまでに、実に4年の歳月を要する胡蝶蘭。
優良な株を増やすメリクロン培養と、クローン苗を最適な環境でリレー栽培することで、いつでも安定してお届けをすることが可能です。

そして開花という大切な時期は、しっかりと日本の生産者さんの手間をかけ、開花状態に要望の多い我が国でも、均一な品質を保ち出荷することができるのです。

 

※グリーンロードは、生産者の方に弊社専用の胡蝶蘭を育てて頂くことによって、安定した価格で、クオリティの高いものをお届けすることができます。年間通してある程度の量を確保しておりますが、人事異動・組閣など、需要が一気に増える時期には、どうしても開花が追いつかず、少々つぼみが多めでのお届けになることもございますが、株の品質には差がございませんのでご安心ください。