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6月のイチオシ花 ~あじさい~ 

2018.06.21

Category : コラム

あじさい~ユキノシタ科アジサイ属~

別名七変化というくらい、様々な花色を楽しめるお花です。
今多く出回っているものは、日本原産のガクアジサイが
江戸末期にヨーロッパへ渡り品種改良され逆輸入されたのものです。
近頃ではより一層人気を集め、あじさい専門店もあるくらいです。
そしてこの時期は街中のあらゆるところで見かけますね。
お寺や公園など、有名スポットも多数あり、
たわわにつけるお花は、SNS映えするとあって、
ネット上でも多くの投稿で、その素晴らしい群生を見ることができます

 

 

切花として楽しむ場合は水揚げが重要

茎の根元に切り目を入れると水揚げがよくなるようですが
悩ませるのは木質化。枝が堅く木のようになっているものについては
「根元叩き」という水揚げ方法が有効。
繊維が強いので、水を運ぶ導管がつぶれず、吸水面積が広がって
吸水力が増します。
やり方はお花は新聞などの紙にくるんで、金槌で強くたたくだけ。
表面を包む皮がはがれたらすかさずお水につけましょう。

 

花びらではありません、萼(がく)なのです

雨にぬれるとより一層風情を増す、色鮮やかな
紫・ピンク・水色・・・の花々。誰もが花びらだと思う美しいその部分は
実は萼と呼ばれる部分です。
しかもガクアジサイ以外は、虫をおびき寄せるための装飾花だけが発達し
結実しないというから驚きです。
ではどうやって仲間を増やすのか。
それは、美しさに魅せられた
人間さまが挿し木で増やしてくれるのです。

 

涼を感じる楽しみ方

夏になるとさわやかな色みの、カシワバアジサイやアナベルが人気です。
お庭に植えると、涼しさを感じるアクセントに。
切り花の場合は、白グリーンのお花との相性◎。ナチュラルで爽やかな
アレンジが出来上がります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

買い物に出かけるときは降っていなかったのに、
帰りには小雨がぱらついて「傘を持ってくれればよかった」なんてことの
多いこの季節。外に出るのが億劫にになりがちですね。

しかし、この季節のお楽しみ、あじさい観賞に興じるてみるのはいかかですか?
しっとりと雨に濡れるあじさいの姿を見ていると
のんびりと穏やかな気持ちになれますよ。