COLUMNコラム
ひまわりの楽しみ方
2017.05.08
立夏が過ぎ、気温もぐっと上がり日中は半袖姿の方も見かけます。
店頭に並ぶ花たちも、初夏の顔へと移り変わり、夏の花の代表ともいえるひまわりもぞくぞくと入荷しております。
近頃では様々な種類のひまわりが手に入るようになりましたが、
人気はやはりこのオーソドックスなタイプ、
サンリッチオレンジです。このサンリッチシリーズは、ほかにも
マンゴー、バナナ、レモンなどもあり、千葉県の安房からやってきました。
黄金色に輝く花弁と、茶色の花芯のコントラストが美しく、見ていると元気になりますね。
でも、ひまわりのように大きくて顔の向きがわかり易い花は、花瓶に生けるのが難しくないですか?
そこで今日はひまわりを生ける場合のポイントをお伝えします。
例えばこのようにひまわりが3輪あったとしたら
どのように生けますか?
1.大きさを見る
例えばこのように縦に並べた時、一番顔の大きなものがトップに来ると
少し落ち着かない感じがあります。
ひまわりに限らず、お花の向きが大小ある場合には、なるべく顔の小さなものをトップに、
大きな顔のお花は真ん中か一番下に配置するとバランスよく収まります。
2.花の向きを考える
このように明らかに横を向いていると、これまたなんだか落ち着かない感じ。
力が分散されて、目の落としどころに困ります。
というかここまでみんなそっぽを向いているとなんだか悲しくなりますね。
全部ばっちりこちらを向いているのも、照れるというか、ちょっとおもしろくないですが、
やはりある程度正面を向いていたほうが良いでしょう。
3.長持ちさせるには葉っぱをとって
黄色いお花を更に引き立てるには、首元のついた葉っぱのグリーンがあった方が素敵です。
しかし、ひまわりの葉は面積が広く、この蒸散によりお花も水下がりしやすくなります。
また葉自体が変色もしやすいので、ついていると元気がなく見えてしまいますので、できるだけ取り除いてあげましょう。
また、茎は腐りやすく、放っておくと首がたれてしまいますのでこまめに水換えすることをおススメします。
特に夏は花瓶内にバクテリアが発生しやすいので注意が必要です。
ここでは木いちごの葉と合わせています。鮮やかな緑と合わせると黄色がより際立って綺麗ですね。
いかがでしたでしょうか。
少しのポイントをおさえることで、より身近に季節のお花を楽しんでいただけると嬉しいです。
是非皆さまも、太陽の光をたくさん浴びたひまわりを、お部屋の中に取り入れてみませんか?