COLUMNコラム
9月9日は菊の節句
2018.09.01
来週の日曜日9/9は、菊の節句と呼ばれる菊で健康を祈願する節句があります。ひな祭りや七夕と並んで日本の四季を感じられる五節句というお祝いの日をご存知でしょうか。
オフィスで菊を飾ってみませんか?
菊には多くの種類があり、小輪の可憐でかわいらしいものから、大輪で豪華な表情を持つものまで印象は実に様々です。菊は仏花、和の花というイメージは強いですが、かわいらしいアレンジメントや上品なアレンジメントに使うこともできます。企業の元気と長生きを祈願して美しい菊を飾ってみるのも粋だと思います。以下五節句と重陽の節句について紹介していきます。
五節句
●1/7 人日の節句(七草の節句) お正月が明けて、七草粥を食べる日ですね。一年の健康を祈願する節句です。
●3/3 上巳の節句(桃の節句) ひな祭りで浸透している節句で、雛人形や桃を飾り女の子の成長を祈願します。
●5/5 端午の節句(菖蒲の節句) こどもの日を思い浮かべる人も多いと思います。鯉のぼりやカブトを飾り、男の子の出世や成長を祈願します。
●7/7 七夕の節句(笹の節句) 笹に願いを込めた短冊をつるし、夢が叶うように祈願します。
●9/9 重陽の節句(菊の節句) 鎮痛、解毒作、解熱の作用がある菊が主役の節句で、そのような菊の薬効にあやかって健康を祈願する節句です。
五節句はもともとは中国で生まれた節句で、中国で奇数は縁起が良いとされていました。奇数の中で一番大きな数字である9が重なる重陽の節句は、薬効のある菊の成分を含む水を飲むと長生きしたという伝説があり、不老長寿のシンボルとして日本にも定着していきました。 日本では菊は仏花のイメージが強く、五節句の中では一番馴染みが薄い節句かもしれません。それぞれの節句には主役の植物がありますので、四季を感じるアイテムとして見直して見るのも良さそうですね。
重陽の節句の楽しみ方
様々な儀式がある中で簡単にできそうなものをご紹介します。
●菊の花びらを浮かべたお酒を飲む
●被せ綿(きせわた)と呼ばれるもので、前日に菊に綿を薄く伸ばして被せ、翌日、菊の香りがついた綿で体を清め長寿を祈願します。
●菊湯 お風呂に菊を浮かべて入ります。
●菊の形をした和菓子をいただく。
これを機会に菊の花を手に取ってみてはいかがでしょうか。