COLUMNコラム

作ってみよう!ジャックオーランタン

2018.10.18

もうすぐハロウィン。今年はどんな仮装にしようか、パーティーのお料理は何にしようか思いを巡らせているところでしょうか。本来の宗教的な意味合いは抜きにして、イベントとして日本に広く浸透してきた印象があります。家の玄関や、パーティー装飾におすすめの「ジャックオーランタン」を手作りしてみました。作り方をご紹介します。

準備するもの

・観賞用かぼちゃ
・包丁または小さなのこぎり
・スプーン
・細めのマジックペン
・新聞紙など下に敷くもの(種やわたを取り出す時の養生です)
・ゴム手袋やビニール手袋(素手でもできますが、汚れが気になる方や植物に弱い方は着用をおすすめします。)

 

かぼちゃの購入先

ジャックオーランタンに使うかぼちゃは観賞用の甘くないかぼちゃです。花屋や、園芸ショップ、ホームセンターなどで購入することができます。

作り方

頭からくりぬいて最後に蓋をするようにかぶせるデザインもありますが、今回はお尻だけくりぬきます。好みのランタンにしてみてくださいね。
※刃物を使うので子供は大人と一緒に作りましょう。
①かぼちゃのお尻を丸くくり抜きます。

②くり抜いたら中綿と種、実の部分をすべてスプーンでこそぎ落とし出します。
※しっかり中身を取り除くことで、腐りにくく長持ちします。

③マジックペンで顔の下書きをします。※一発で描く自信がない方は、紙で目や鼻の型紙を作って貼り付けて、調整してくのも良いと思います。


④下書きが済んだらいよいよくり抜きます。目や鼻の小さいパーツはズボッと抜けやすいです。複雑な形の口は、カーブは細かく刃を動かして部分的にくり抜いてください。
※力任せにくり抜くと、怪我をしたり、かぼちゃ自体が壊れたりしますので決して無理はしないようにしましょう。

⑤すべてのパーツをくり抜いたら完成!

飾ってみましょう

中にランタンを入れて、秋の小物と並べると一層雰囲気が出ました。余力があれば、サイズ違いでジャックオーランタンを作っていくつか並べても可愛いですね。
※火を使う場合は周りの装飾に燃え移らないように注意しましょう。子供は大人と一緒に設置しましょう。LEDのロウソクを使うと安全です。

なぜジャックオーランタンを飾るのか

彫り方が少し違うだけで、表情が変わるジャックオーランタン。さまざまな伝説があり、飾ることで悪い霊が家に入らないようにし、良い霊を引き寄せる効果があると言われています。生前に悪事を働いたジャックという男が、死後、天国にも地獄にも行けず、来た道を戻る時の明かりとして悪魔からもらった炎をカブをくり抜いて作ったランタンに入れたことが由来されます。

ハロウィンの意味

日本のお盆のような行事で、ケルト人のお祭りが起源とされています。霊が家のもとに帰ってくる時に、悪い霊もついてきてしまうため、悪い霊が寄り付かないように、ジャックオーランタンを飾ったり、仮装をしたりしていました。また、秋の収穫を祝うお祭りでもあります。日本では、仮装大会が開かれたり、かぼちゃの料理でパーティーをしたりと秋に少なかったイベントとして広まっているのが現状です。悪い霊を寄せ付けないように、今年は手作りのジャックオーランタンに明かりを灯してみませんか。